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スーパーバイリンガルの大スター ニール・セダカ

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セダカは現在も元気いっぱいで、YOUTUBEとFACEBOOKで、日課みたいに自宅ピアノ弾き語りを配信してます。 セダカは、世界中に出向いて行ってコンサートをして、世界的スターになっていきましたけど、それだけではない。 RCAレコード戦略に乗って、世界中の言語で、世界中のスタジオで吹き込みを行い、レコードを連発し、その国のスターになっていきました。 コニー・フランシスなんかもそうです。 このあたりって、ほとんど語られることがなく、わたしも詳しい事情が書かれたものを見たことがないので、録音記録をもとにあらましをご紹介したいと思います。 ドイツベアファミリーから出ているニール・セダカのボックスセット。 NEIL SEDAKA / OH CAROL -THE COMPLETE RECORDINGS 1956-1866というタイトルで、豪華ブックレット付CD8枚組。 これ、全盛期のRCA録音すべてを含んでまして、本国アメリカのヒット曲すべて、アルバム収録曲すべてで4枚。 あと半分の4枚のうち、1枚は、ヒット曲のインスト集。3枚が外国語版録音という構成です。 まあ、1966年までの全録音の半分近くが、外国でその国の言葉で歌ったものなので、どれくらい力が入っていたかわかります。 最も初期のものは、1960年から1961年にかけて、なんとヘブライ語版の「オー、キャロル」と、ドイツ語版のクレイジー・デイジー(リトル・デビル)。 どちらもオリジナルのバックトラックをそのまま使って別バージョンボーカルトラックをミックスしてます。 その後1963年には、ドイツ本国で、独自のレコーディングをしています。ドイツ独自の曲もあるのですが、このコンセプトはのちのちの世界録音でも続発します。 Neil Sedaka - Candy (Madchen Aus Old Germany) 1963年の5曲は、西ドイツ(当時)のベルリン録音。 同じく1961年、イタリア録音も開始。イタリア語ものは、最も多いです。どれも素晴らしい出来栄えで、アメリカ版とまったく遜色ありません。 1962年から1965年まで、RCAイタリアから、コンスタントに39曲もリリースしています。すべてローマのスタジオ録音。 Neil Sedaka -Viene La Notte そして、スペイン語バージョン。 1962年のブラジルのサ